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2012年9月10日月曜日

記憶・体得方法

僕が大学受験における知識の記憶方法としては、
ノートを自分で作って、自分なりに覚えること。
これが一番やりやすい。ごろ合わせも悪くはないが、
他人から「覚えろ」と押し付けられたものは、
かえって自分の中に定着しにくく、
テストであわてやすい。そして、入試直前になって振り返って、
入試で忘れる。
そう思うのだ。

演劇はどうなのだろう。
他人の作る台本のセリフ(1本分)を覚えろ。
それを覚えたら自分の作る台本でその表現を使えるはずだ。
僕は、中学で習った「春はあけぼの」の4文の中まで忘れている。
なのに、高校で習った古文文法は、(自分なりに勉強したので)忘れていない。
古語で見学旅行の感想文を書いたクラスメートがいる。
自分の体験記を情趣ある古語で入力したのだ。
やはり、単純・明快な規則は一番頭に残る。

アドリブが効くために、
他人のまねを完璧にしようと強いるのは
自分の苦手意識を強くするためかえってよくないと思われる。
自分で考えて、工夫して、積極的にどうすればいいか
改善点を引き出してもらい、直していくのがよいだろうと。
これは、単にゆとり教育に限ったことではない。

政治家の「演説」なんてどうですか。
他人のまねをしたら、非難されますでしょうか。
故人の言葉は、もっとあるはずです。
それを自分の公約と絡めて考え、
自分の言葉として吸収・発言するべきです。

単に「公立校」に入らせるためには、
知識の押し付けではなく、
自分で「考える力」を育てるように
仕向けてあげるべきではないかと思う。